66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

映画『夜空はいつでも最大密度の青色だ』の主題歌はLUNKHEADのインディゴじゃないの?

今ぶっちぎりのテアトル系映画、

『夜空はいつでも最大密度の青色だ』を観てきました。

 

f:id:moemxx:20170611210414j:image

 

この長ったらしい題名。

おまけに配給が東京テアトルリトルモア

お察しの通り非常にそういう感じの(どういう感じだ)映画でした。

 

本当はもっと、

「君のためなら世界だって敵に回そう」byトム・クルーズ

みたいな映画が好きなんですけど。

こういうの好きそうって、言われてさ。

好きだけど。

 

あらすじ

 

ネオンの煌めく窮屈な東京シティで、心地悪さを感じながら生きる人たち。「これくらいが丁度いいから...」と日雇いで工事現場で働く主人公。昼間は看護師、夜はガールズバーで働く愛を信じない美香。

どうでもいい偶然によって、一千万人が暮らす東京で幾度と出会う。それぞれに不完全な二人は、惹かれていく。ボーイ・ミーツ・ガール!

 

 


池松壮亮、石橋静河ら出演!映画『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』予告編

 

夜の渋谷ユーロスペースで観たい

 

この映画はこの映画館でみたいなぁっていうのがちょくちょくあって、この映画は特に、都内の方であれば渋谷ユーロスペースで観て欲しい。渋谷嫌いだけどわざわざ足を運びました。

ご存知、渋谷は円山町、ラブホテル街の入り口にある小さな映画館。

映画館を出ても、映画の舞台の渋谷の街。無造作に捨てられたゴミや、外国人観光客に写真を撮られながら歩くスクランブル交差点、なんの記念だかわからない大学生たちのセルフィー。

別に今更どうとも思わないかもしれない。それでも、いやでもそれが視界に入る。ただただそういう街だということ。美しい、汚い、賢い、滑稽、どれでもいいんだと思う。

 

役者陣の好演

 

池松壮亮くんいい役者ですよね。変わった役柄でした。何かのワードから、相手のペース考えず、矢継ぎ早に意味のない話を繰り出す。かと思えば一切何も話さなくなる。詩集が原作なこともあって、とにかくセリフがポエム調なんだけど、彼の声は良い。

 

ヒロインの石橋静河ちゃん。ずっと前田敦子に顔が似てるなぁと思って観ていました。なので一見見てくれは快活そうなんだけど、愛と死について絶望していて、これまためんどくさい。初めて観た役者さんだったので、先入観なく美香というヒロイン像が入ってきた。

 

脇を固める方々も豪華。松田龍平市川実日子田中哲司などなど。市川実日子なんてたぶん出演シーン1分きってるけど、存在感が尋常ではない。田中哲司のことは許しません!

 

なんだこのめんどくさい会話劇は

 

「東京には1,000万人も人がいるのに、どうでもいい奇跡だね」。

「嫌な予感がするよ」。「わかる」。

「携帯、9,700円。ガス代、3,261円。電気、2,386円。家賃 65,000円、シリア、テロリズム
食費 25,000円、ガールズバー 18,000円、震災、トモユキが死んだ、イラクで56人死んだ、
薬害エイズ訴訟、制汗スプレー 750円、安保法案、少子高齢化......、会いたい」

「ねぇ、なんであの時、私達笑ったんだろう、お通夜の後」「分からない」
「ねぇ、 放射能ってどれぐらい漏れてると思う」「知らない」
「ねぇ、恋愛すると人間が凡庸になるって本当かな」「知らない」

 

これ全部公式HPに載っている二人の会話。面倒。

個人的にはこういう会話のテンポとか含めて結構好きだったけど、「で?」ってなる人は開始10分でダメかもしれない。

 

f:id:moemxx:20170612203411j:plain

 

シーンが断片的

これも詩集原作だからなのか。物語終盤、「あ、エンディングかな...。まだ続くんかーい!」という場面が計5回くらいあった。物語は時系列通りに進んでいるだけなんだけど。

詩って、小説よりも瞬間瞬間の感情を切り取っているもので、時間は流れていかない。だからでしょうか。この映画、一つのシーンが印象的で、それで完結している。もちろん1シーン毎に起承転結があるというわけではなくて、感情・感覚として完結している。だから物語も完結したと錯覚してしまった。

 

主題歌LUNKHEADのインディゴじゃないの?

 

主題歌はThe MirrazのNEW WORLD。2013年、メジャーに殴り込みに行った頃の曲。

ミイラズのアーバンな疾走感はとても合っていました。

 

ので、別にインディゴが主題歌だったらよかった!

なんて本当は微塵も思っていません。

だけどあまりにもシンクロしているので、この感動をどうしたらいいんだ。

 

世界中の青を集めて重ねたみたいな宵の空

溶けだした夜の匂いに思わず僕はくしゃみをした

 

インディゴ冒頭の歌詞。ほらもう、これっきゃないくらいのシンクロ度。

「最大密度の青色」は、私にとってはこの曲です。

 

いい曲なんです。聴いて。

プルケリマ」っていうミニアルバムに入ってるよ!

名曲すぎてベストアルバムにも入ってるよ!

それが言いたかっただけです。

 

世界中の青を集めて重ねたみたいな明けの空

名残惜しそうに漂う 幻みたいな白い月

 

本当にこんな感じのお話。

名曲。

 

 

 

 

プルケリマ

プルケリマ

 

 

 

ENTRANCE~BEST OF LUNKHEAD age 18-27~

ENTRANCE~BEST OF LUNKHEAD age 18-27~

 

 

夜空はいつでも最高密度の青色だ

夜空はいつでも最高密度の青色だ