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66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

「カフェ・ソサエティ」に魂レベルでキュンとする。

ウディ・アレン映画は好きですか?

私は大好きです。

 

80歳超えても毎年作品を送り続けてくれる映画界の巨匠。中身はまだティーンエイジャー女子なのではないかと思うほど、恋に溢れてキュートでロマンティックな作品たち。

 

 

ウディ・アレン監督最新作、「カフェ・ソサエティ」とてもよかった!

 

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あらすじ

もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功をめざす人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴェロニカ"愛称ヴォニー"の美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。ヴォニーには密かに交際中の別の男性がいたことに……。

 

 

キャスト

 

ボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)

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ウディ・アレン作品には「ローマでアモーレ」以来の出演。おどおどしていて気弱そうだけど、やけに押しは強い。なんなんでしょうこの独自のサイコパス感。

 

ヴォ二ー(クリスティン・スチュワート)

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可愛すぎませんかね。カチューシャも赤い水玉のワンピースも憧れ。このスーパーかわいい容姿で声はハスキーだからたまらないですね。鼻筋わけてほしい。

 

 

ヴェロニカ(ブレイク・ライブリー)

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僕らの大正義セリーナ・ヴァンダーウッドセン。結構色々映画出てますよね。華やかだけどあどけない笑顔が爆発的破壊力。

 

フィル(スティーブ・カレル)

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40歳の童貞おじさん。(語弊)

けっこうへなちょこおじさんのイメージが強かったので、割腹がよい敏腕エージェント感は新鮮でした。

 

 

かわいい映画が好きでして

 

どポップでカラフルな世界観が好きでしょうがない。

 

全体的に黄色がかったハリウッドの描写も、

レトロな赤い水玉ワンピースとオープンカーも、

トーンの落ち着いたニューヨークの描写も、

 

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そんでもって

風船ガムを割るかのように軽快に人の頭を銃で撃ち抜く様や、

娼婦を呼んでみたけど計算が狂ってイラつく会話劇も、

 

なんかもう全部好き。

いくらでも悲惨にできるシーンを、リズムに乗って歌でも歌うかのように描いていく。

 

これはもう魂レベルで訴えかけてくるレベルのキュンなので仕方がない。

 

 

どの国のポスターもかわいい

 

日本

 

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圧倒的情報量の多さと過剰な装飾。そしてピンク。

どうやってもキラキラな我らがジャパン。

そして「2人のヴェロニカ」と分かりやすい人物構成にしてるのも日本ぽい。

 

 

フランス

 

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オシャレ、さすがフランス。

さすがのインスタ映え。フォトジェニック。

セピアがかった色合いが1930年代を思わせる。

部屋に飾りたい。

 

 

イギリス

 

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乗馬とかやりそうなおハイソな雰囲気。

マフィアとか出ないし、殺人とかも絶対ない。

多分ボビーはお屋敷に出入りする靴磨きの青年。

主演はエディ・レッドメイン。(変えるな)

 

 

タイ

 

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ゼッタイ純愛映画。

ボビーは、1年大学を休学し旅に出た。もうこの街にきて2週間経つ。毎日海を眺めては、必ずこの店に立ち寄る。この時間にはあの子には会えるから。彼女は決まってブルーベリーパイを頼み、窓の外を眺めていた。

多分そんな感じ。

 

ある雨の日、彼女は店にいなかった。気になったボビーは店主のフィルに探りを入れる。そこで切ないヒミツを知らされるのです。たぶん。(何が)

 

 

韓国

 

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上流階級の遠い親戚の二人の禁断の愛的なやつ。

幼い頃、親戚の庭で一緒に遊んだボビーとヴォ二ー。政略結婚に抗うも父親に隣国へ嫁がされ離れ離れに。そして迫る戦火(展開が急)

最後はたぶんどっちか死ぬ。

 

日本での煽り文は

 

タイタニックより切なくて、

君に読む物語よりも暖かい。

 

全米が涙。 きっとそう。

 

 

...うん、落ち着け。

 

 

つまり、実は、カフェ・ソサエティの雰囲気を一番纏っているのは、ひょっとして日本版なのではないかと思うわけです。

 

このひっちゃかめっちゃか感。まとまりがなくて情報過多。キラキラ豪華絢爛で、その濁流に飲み込まれていく恋愛喜劇の本作。

「ハリウッドに酔いしれて、ニューヨークに恋をする」

日本版、めずらしくアリかもしれない。

 

 

 

なんで「今でも君が好きだ」とか平然と言うの?

 

本作がウディ・アレン版「ラ・ラ・ランド」だと言われまくってるのも頷ける。(こっちの方が公開早いけど。)

 

いつか願った、何かが一つズレていたら手に入ったかもしれない「夢」について。それがこの映画の主題。

 

これずっと疑問なんだけど、お互いそれぞれの道を進んでいるのに、会うなり「君を忘れたことなんてない」とか言ってくるやつー!なんなのー!

 

あれですかね、私もあるけど、たまに思い出したように昔好きだったバンドの話をしはじめて、「このバンド好きだった頃は楽しかったな、一番助けられたのはこの音楽だったな」とかって感傷に浸ってしまうやつ。

 

それを「忘れたことなんてない」と勘違いしてるんでしょうか。

忘れてるからー!それ、忘れてるからー!

都合が良いとき思い出してるだけだからー!!

 

 

「ずっと好きだったんだぜ」とか言って許される男子はこの世で斉藤和義だけ!

ほんと頼むな。

 

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「ずっと夢見てる。」なんてことはないと思うんです。たぶん夢を見るよりも多く、現実の幸せだってちゃんと見てる。

ただ、たまに思い出すだけになった記憶を、都合よく「夢」と言い換えては感傷に浸る。その繰り返し。

 

 

だから人生は喜劇。

残酷なストーリーの。

 

その通りかな。

できればハッピーなストーリーでありますように。

 

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さっきから全く作品の感想を書いておりませんが、つまりとても素晴らしいです。

 

 

ドタバタラブコメ観たい方も、

キュートな映画に目を回したい方も、

美女2人を堪能したい方も、

とにかくカフェ・ソサエティ。 

 

是非。