66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

私たちはポケモンマスターになれたんだろうか《ポケットモンスター キミにきめた!》

 

小学校に入学した、1997年4月。

初代アニメ「ポケットモンスター」の放送が開始した。

 

今でも憶えている、当時のこくごの授業。まだ教科書すら開かず、ひらがなの勉強をしていた。

 

 

 

「みんな、『あ』から始まる言葉を考えてみましょう」

 

 

「アーボ!」

アズマオウ!」

 

 

「そうだね。じゃあ『い』からはじまる言葉は何かあるかな?」

 

 

イーブイ!」

イワーク!」

 

 

「うーん、ポケモンの名前ばかりになってしまうから、ポケモンは禁止しようかな笑」

 

 

 

小学一年生、語彙がポケモンの名前しかない事件。先生の苦労は想像するに難くない。

 

私の出身保育園ではポケモン文化がなかったのだけど、すぐにポケットモンスター赤を買ってもらい、ヒトカゲを育て、ポケモン大正義文化圏の住人となった。ひらがな50字を書けるようになる前に、ポケモン151匹を憶えた。小学生の私たちにはとってあれは、ただのゲームでもアニメでもなく、共通言語だった。

 

ゲームは金銀まではのめり込んでやったけれど、でもその頃もうアニメはデジモンとかの方が流行ってた。たぶん。

そして、さすがに高学年になるにつれ、興味の対象は芸能人やオシャレに移っていった。しかもそのお洒落というのがANGEL BLUEとか。もう全身ANGEL BLUEしか着てなかった。やばい。時代やばい。

 

 f:id:moemxx:20170717193244j:image

 

 

2017年、アニメポケットモンスターが20周年。

『劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!』

観てきました。

 

 

 


【公式】劇場版ポケットモンスター キミにきめた!予告2

 

 

ピカチュウが可愛すぎて、もう終演後、語彙が「ピカピ!!!ピカピ!!!」しかなくなりそうだったのですが、大谷育江さん以外がその語彙力だと気味が悪いだけである。

 

 

さて、開始5分で目からハイドロポンプ、という前評判はその通りで、いい年してボロ泣き。いわゆるポケモンガチ勢ではないし、幼いときに皆と一緒にハマって、すぐ卒業した側の人間。でもそういう人ほど観たらいいと思う。

 

 

あ、私はライブとかですぐ「泣いた」とか言うけど、あれ本当は泣いてなくて、正確に言うと、

 

「泣く(くらい感動した)」

「泣いた(心の中で)」

 

という意味であって、ミュージャンの言う、

 

「後ろまで見えてるからな!!!(心の目で)」

 

とほぼ同義。

 

 

だけど、今回は、ポケモンみて本当につらつらつら涙が出てきてこりゃ参った。

思い出というものは身体を直接刺激してくる。

 

 

 

部屋でポケモンバトルのテレビ観てるサトシ。

 

 

泣ける。

 

 

オーキド博士の研究所に遅刻して、ピカチュウと出会う。

 

 

泣ける。

 

 

ピカピ...!

あぁーもうピカピ!!

 

 

キャタピーーー!!!!!!!

 

(号泣)

 

 

 

いつもいつでも上手くゆくなんて

保証はどこにもないけど  

 

新しく録音されためざせポケモンマスターには、

「そりゃそうじゃ」 

の合いの手がない。

 

だけど、もう身を持ってイヤというほど知ってしまった。いつもいつでもどころか、ほとんど上手くいかないことばっかりだ。オーキド博士の代わりに、心の中で「そりゃそうじゃ!」と呟く。

 

 

みんな、憧れのポケモンマスターにはなれましたか。

私はまだまだだなぁ。

 

 

夢はお花屋さん、のままではない。

というか、小学生の頃の夢が変わらず、しかも叶えられた人なんて本田圭佑しかしらない。
世界は少しずつ広がってまた狭まって、夢も大きくなり、最後にはギリギリ手の届きそうなものに形を変えた。多分これからも変わっていく。でもその全てが地続きだったと分かる。

 

 

あの頃の未来に〜

僕らは立っているんだよ~~

 

って、スガシカオに教えてあげよ。

 

 

自分がポケモン第一世代なことが、やっぱり誇らしい。

前は自分のお父さんお母さんと映画館に連れてきてもらって、今回は自分の子供と一緒に、という人も少なくはないのではないでしょうか。

 

ユメはいつかホントになるって

だれかが歌っていたけど

つぼみがいつか花ひらくように

ユメはかなうもの

 

あぁ あこがれのポケモンマスターに

なりたいな

ならなくちゃ

ゼッタイなってやるーッ!

 

 

サトシがポケモンマスターになるのと、私が夢を叶えるの、どちらが早いだろう。多分、申し訳ないけど彼の夢はきっとまた10年、20年と叶わない。「バトルしようぜ!」とうるさいアイツに負けるわけにはいかない。20年前は自分自身が主人公サトシ気分で、振り返る今、彼はライバルのよう。今の子供たちにとってもそうなるのかな。

 

成人式終えた大人たち、無責任に前向きなこの曲を聴いて、溢れる思いがきっとあるはず。

 

 

ぜったいポケモンマスターになろうな〜!

 

 

f:id:moemxx:20170717192905j:image

 

 

めざせポケモンマスター -20th Anniversary-

めざせポケモンマスター -20th Anniversary-

 
めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち

めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち