読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

66個の金魚の水槽

だいたいいつも愛が重い。@bocnoko

special live.osaka.

BUMP OF CHICKEN ライブの話

2015-7-30 インテックス大阪

Hello,World!/コロニーCD購入者限定special live
 
随分たくさんの月日が経ったけど、今も変わらずバンプが好きなことが、無性に嬉しくなることがある。
 
364日ぶりの再開。大阪のお話。1週間発狂し続けて、気が済んだのでちゃんと書こう。色んな人のレポ読んで、めちゃめちゃ記憶補完させてもらいました。また長い上に暑苦しいです。
 
札幌から、チケットもないまま大阪に飛び、関西空港で5分でボード作成するも、結果掲げることなく声をかけていただき。 しかもうっかり最前真ん中A-1ブロック。ありがとうございます、いつも土壇場で人頼り。
 f:id:moemxx:20150807003711j:image
 
 
ブロック内でも最初の方に呼ばれて、ステージを目の前にして待つ。途中スタッフさんから「後ろ入れないので前につめてください」の指示。1ブロック1000人くらいいれていたらしいこの日のライブはとにかく会場入っても密着して暑くて、という状況。
 
今日のSE何だろなんて話しつつ、開演時間ちょっと過ぎ。暗転。The Who、A quick one while he's away。私やっぱり、この曲で現れるバンプが好きで。いつもこの曲が合図だった。新木場のときはあまりの狂喜乱舞に雪崩れの下敷きになっていたから。この曲をバックにギターを掲げる藤原基央を、今度こそ焼き付ける。
 
 
音源とは少しことなるミステリアスなイントロから始まった1曲目のパレード。後ろの幕に幾何学模様のスクリーンの演出。そのまま続く最新人気曲Hello,world!。"見慣れた知らない景色の中で「こんばんはBUMP OF CHICKENです!おまたせ!」"
2015年のBUMP OF CHICKENのライブ、その始まりを担うあまりにも頼もしい新曲たちに、胸が踊る。アップテンポな2曲に、会場の熱気も早くも最高潮。
 
 そしてここから刻まれるドラム音と重なるギターのリズムに面食らう。直井さんは腕でリズムを取りながら。どんどん強くもっと強く。5thアルバムorbital periodから人気曲ハンマーソングと痛みの塔。
そっちかー(どっちだ)。そう来るのか。今日のライブは、なんだろう、そういうことか。おそらくお客さんたちも、今日のスペシャルライブがどういう夜か、この辺りから悟った。
 
 
MC
直:もうずっと音を鳴らしたくてしょうがなかったの!前回のライブどこだったか知ってる?
客:東京ドーム!!!
直:いつだっけ?
客:7月31日!!!
直:つまりーーー???
客:明日ーーーーー!!!
直:笑
 
364日前のあの日のような、煌びやかで特別な演出はなにもなくなった彼らのライブは、とにかくダイレクトに、歌と音楽が響いた。何もないけど音楽がある。初めて惚れ込んだ音楽が、手放しで、ド直球で向かってくる。
 
引き続き、orbital periodから才悩人応援歌。 少し荒々しい人気曲に、フロアも湧く湧く。最新アルバムRAYからは、前回ツアーで唯一披露されなかったmorning glow初披露。これでRAY収録曲は全て披露。素朴で、ギターの音がよく響く。
 
MC:
直井:僕にありったけの水をください。(スタッフさん水持ってくる)俺のありったけの水、2本笑 (客席に水まいてペットボトル投げる)
 
直:皆暑い中、きてくれてありがとね!体調が悪そうな人がいたら助けてあげてね。こう、「大丈夫ですかっ」チュっ(お姫様抱っこしてキスのジェスチャー)って。これね!捕まるから!やっちゃダメなやつ言ってるから!分かってんの?
 
そして新曲4兄弟からファイター。最初の2曲とは異なり、ゆったりと歌い上げる。とてもライブ映えするな。藤原さんの声が、強く美しく響く。
 
思わず悲鳴をあげてしまったの太陽。もしかすると今日が聴けるのは最後かもしれない。どの曲もそうだけど。目を瞑って聴く、だけど最後のサビで朝日のような色の照明に気づく。以前ライブで聴いたときは、歌詞の通り、少しでも触ったら壊れてしまいそうな、繊細で優しい曲だったけど、この日の太陽はすごく強かった。希望と前進を象徴しているような曲だった。
"広がるのは真っ黒な世界"のメロディ変え好きです。誰が太陽をセットリストに入れようと言い出したんだろう。なんかもうそれを想像するだけで愛おしいな。
 
 
客の名前呼びに一度仕切り直しでワンツースリーの掛け声からギルド。つかまじ客うるせぇ。
いつもの歌詞替えがなくて、原曲通りに歌われるライブ定番曲。かえってそれが新鮮で、そもそも彼らの音楽に惚れこんだことを思い出す。
 
 
直:いえーーーい(パシャパシャ)
  へーーーーーい(パシャパシャ)
twitter用の写真撮る直井さん。
直:(無言で写真パシャパシャ)
   ・・・笑 これありえなくない?何か言えよっていう笑 夫婦みたいな感じになっちゃってる。言わなくても分かるっしょ的な。なんかすごい家にいる気分。
 
藤:皆大丈夫ですか。夏バテとかになってないですか。俺?俺の話はいいんだよ。え、じゃあ俺の話する?俺は夏バテはしないです。夏とかに限った話じゃなくて常にバテてるようなもんだから笑
 
藤:あれやろうか、皆で1歩下がろうか。もうそういう時間だろ。まだ早い?でもこれさ、1日1回きりとかそういうのじゃないから。幽遊白書の霊丸みたいに。伝わるかな?名作だから伝わっていると信じてる。
俺がせーのって言ったら、皆1歩でも半歩でも1cmでもいいから後ろに下がろうか。せーの、はい...生きてるって素晴らしい。
 
直:ねぇ藤くん、俺すごい自由なことしていい?ツイートしていい?
藤:自由だな
直:ごめん笑
藤:いや、お前が自由だとおれも嬉しいよ。
 
藤原さんが青のギターに持ち替えて、ハルジオン。一切無駄のない格好良さ。
 
少しずつ、進んだかと思えばまた戻って、だんだんと最新曲から昔に遡るような前半戦のセットリスト。そういうものだよね、バンドもなんでも。毎日欠かさずBUMPが好きで、大好きなBUMPというバンドは、いつだってBUMPだった。なのにいつの間にかあの頃のBUMPとは少し違う。ただ、それは紛れもなく前進。行き着く先はどこなのか、このライブがどういう形で終着するのか、楽しみで仕方がなかった。
 
MC:
藤:今日来れてよかったなぁ。まぁ来れるんですけどね。飛行機で来たんですけど。今日はもう何回も来てくれてるって人もいるだろうし、今日が初めてって人もいるだろうし、今日が俺らのライブ最後の人もいると思うんですね。ミュージシャンてのはさ...やっぱやめた
 客:聞きたーい!!
藤:いや、ミュージシャンてさ、聴いてくれる人がいて、はじめて、俺らの音楽に命が宿るというか、クサイですね。
 
美しいイントロ。embraceがはじまると、やたら増川さん直井さん、しまいには思い切り升さんの方後ろ振り返りながら歌う藤原さん。その様子はとても嬉しそうで、微笑ましくて。徐にスタンドからマイクを外し、ハンドマイクで歌う。機材に片足をつきながら、客席に向かって歌い掛ける。そのぎこちなさと格好良さったら。ほとんど最前列の目の前で、この様子みれたラッキーに感謝。よだれ出そう。ていうか出てたわ。出ちゃいけないもん色々出たわ。
ギターを背中の後ろに回し、とにかく歌うことだけに集中した彼の歌は、この曲名が示すようにとにかく暖かく1万人を包む。ねぇねぇどうやったら藤原基央の腕のなか行けんの。教えて。
同じ楽器と機材で、同じ譜面で、同じように演奏したって、今日この日の、この4人の演奏にはならない。こんなに柔らかく、温かく、歌を歌う藤原さんをはじめて観た。
あとは今回のライブでは数少ない歌詞変え「願わくば手のひらにもう一つ情報が欲しい」。音源化前の歌詞。
 
 
 藤:こうすれば歌いながら升のこと見れるんだ笑 この曲もう何度もライブでやってるんだけど、皆おかげで、今日だけの演奏ができました。
 
MC
藤原:古から伝わる...古つっても3年くらい前の古なんだけど、古から伝わる旋律というか、雄叫び?の練習しようと思います。したい?これ皆がやってくれなかったら、一人でコールアンドレスポンスみたいで凄い寂しいからね?
 
 
と、最近恒例の発生練習。天体観測ではなく、虹を待つ人。ちょっと語尾を変えて歌ったり抑揚つけて。直井さん増川さんも参戦してオーオオーオオーオオー。
 
藤:ちょちょちょ、待って、お前らちょっと黙ってて?笑 お客さんの声が聴きたいから笑 お前らにはあとで歌ってもらうから。
 
増・直:(ごめんねのジェスチャー)
 
虹を待つ人は、ライブだと開放感があっていい。サビで思い切り叫べる、思いきり腕を伸ばせる。乗車権。2007年夏フェス以来。今日はシリアスな選曲が多いな。藤原さんの歌がここ数年で圧倒的にうまくなっている。赤と白のギラギラした照明。あの夏のガムシャラ荒々しさはなかったけど。今のBUMPが歌う乗車権かっこいい。
 
MC
客:レッサー!
藤:つっこまないぞ...。つっこまないぞ...。
直:あのさ、笑 さっきからチャチャ入れてきてるやつら古参だろ?新規の人わかんないから笑
 
藤:あとね、もうほんと少しです。やだ?朝まで?朝までできればいいんだけどね。俺らにはどうしようもないコレ(指でお金マーク)の問題とかあるんだよ。
客:出すよー!
藤:え、あなたが出してくれるんですか?
客:(拍手)
藤:え、ここ拍手ですか?何の拍手?笑
藤:次の曲も皆で歌いたいから練習しようと思うんだけど、する?
 
虹を待つ人に引き続き、supernovaのコーラス練習。既にトップギアのかかったフロアの声に、「練習いらないね」と、2度目の練習はサクッと本編に入る。
歌詞変え定番曲だけど、今日はやっぱりほとんど原曲通り。
 
MC:
客:ますかわしぇんしぇー!
藤:しぇんしぇいは今日は帰っちゃったって。しぇんしぇいはさ、君たちの瞳の奥のそのまぶたの裏側の奥の心の扉の先にいるんだよ。君たちの心の叫びを代弁してくれる存在だからさ、今日の皆には必要ないでしょ?
藤:あと本当に少しです。もう曲数言っちゃうとあと2曲です。
 
ガラスのブルース。私やっぱりガラスのブルース好きだなぁ。全部好きだけど。格段に好きだ。
本編の締めは新たなBUMPのアンセムとなったray。この曲、この位置にくるか。力強いな、きっとこれからのBUMPをめちゃめちゃ引っ張っていってくれる曲なんだろうな。どんどん昇華して、新しいBUMP OF CHICKENにもこれからも会いたい。緑色のレーザー照明に、2015年のバンプの姿が格好良い。
 
 
そして10年以上、必ず演奏してきた曲が、ついに演奏されなかった。かつて幼く尖って、演奏しないことを選んだときと、今回の演奏しなかったのは、きっと全く意図が違う。名実ともに代表曲を演奏しないこのライブが、それでも「天体観測を抜いて奇をてらったライブ」ではなく、まごう事なく正統派スペシャルライブとして存在してた。それを遂に可能にしたのが今のBUMP OF CHICKENだ。
 
 
 
アンコール。
 
ヒデちゃんコール、ヒロコール、ちゃまコール、藤くんコールで順番にポーズとるメンバー。出てきてそのまま演奏に移る予定だったんだろうけど、あまりにも名前呼びが多いので応えてくれた。
 
そのまましゃべることはなく、コロニー。とてもよかった。めちゃめちゃ美しかった。会場を飲み込む声に、一種の緊迫感すらあった。でも藤原さんのTシャツがサメ。つらい。サメと目が合う。つらい。
横浜のMCで言ってけど、気づいたらセットリストから漏れていたというコロニー。もしもアンコールをいただいたなら、絶対やろうと決めていたと。いやこんなにライブ映えするんだから普通に本編でやれよという。思い。
 
アンコール最後はカルマ。メンバーは頭を下げながらサッとはけていく。藤原さんは一人、タオルこのままだと投げても飛ばないでしょ?結ぶと、ほらよく飛んだ、みたいな一人寸劇。あざといあざとい。
 
藤:今日は来てくれてどうもありがとう。さっきの虹を待つ人ですか、皆すごい声出ててさ。びっくりした。俺、演奏しながら「やべえ、やべえ」って思ってた。前のツアーでも皆いっぱい声出してくれたけど、こんなに大きな声が返ってきたのははじめてでした。だからさ、また明日から今日の続きを生きていくと思うんだけど、忘れないでほしいんだよね。
今さ、新しい曲もできてます。題名がついてる曲もあるし、ついてない曲もある。俺もさ、またスタジオで今日のこと思い出して曲つくるかもしんないし。作らないかとしれないけど。皆もさ、明日になったら、宿題やったりとか、つまんない仕事したりとか、面白い仕事したりとか、日常に戻ると思うんだけど、大きい声出したこと思い出して。今日はありがとね。
バイバイ、おやすみ、またね、...大好き。
 
あっけなく終わったアンコールのあと、しばらく粘ったけど終わり。メンバーがステージ降りてきてのお触り会もなく、普通に去っていく。そんな彼らの背中に、私がずっと会いたかったバンプの姿が見えた。
 
 
七色に輝かなくなって、彼らの音楽の鳴る世界はあまりにも美しい。掲げた手が私たちがここにいた証だし、なんなら僕とってその手がリトルブレイバーだしわわあわ(落ち着け)
 

f:id:moemxx:20150731145409j:plain

 RO69にもあったけど、1曲も余すことなくBUMP OF CHICKENの曲が好きだ。なんの変哲もないけど、ただそこに当たり前に何気なく、大好きな曲しかない、そんなライブがめちゃめちゃ幸せ。主役は私たちじゃなくて、BUMPの音楽がいい。
彼らのキャリアの中で、一つの区切りというか、完成系に近いユグドラシルというアルバムから、あまりスポットライトの当たらなかった曲がたくさんセットリスト入りしていた。
彼らの歴史を彩る一曲一曲に、一世一代の拍手を送りたい。
最初に再開と書いたけど、何と再開したのかは、自分でもちょっと分からない。何か大切な、色んなものと久しぶりに、会えた気がする。
 

 
 

 
 セットリスト!
01.パレード
02.Hello,world!
03.ハンマーソングと痛みの塔
04.才能人応援歌
05.morning glow
06.ファイター
07.太陽
08.ギルド
09.ハルジオン
10.embrace
11.虹を待つ人
12.乗車権
13.supernova
15.ray
en1.コロニー
en2.カルマ