66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

サラリーマン経験のあるバンドの音楽がやたらグッとくる。



という話。[Alexandros]のことですけど。あとザチャレ。

今、この歳になって、また彼らの音楽がやたら胸に刺ささるのはなぜ。


普通に考えてこんなに面白味のないバンドはいない。もっと致命的な欠点があればいいのに。
顔が整い過ぎなのはともかく、曲もライブも声もメンバーの雰囲気も、多少荒々しいけど基本的には清潔感しかない感じ、売れるロックバンドとしてのお手本。整い過ぎ。長谷部か。(結婚おめでとうございます。)
しかも取っつきづらいほど完璧鉄壁の感じではなくて、やたら完成度高いくせに抜け感すら完璧。でも抜け感とか言ってドヤってるその辺のゆるふわ読モ男子とか、イケ好かないので膝カックンしてやりたいじゃないですか。




こんな優等生バンドが名実ともに大人気バンドに成り上がった。本気出した器用貧乏は手に負えない。よっぽど怪物になり得るなって。あんなにスマートな印象と裏腹に、誰よりも泥臭い根性って、本当にかっこいいよな。

キッズ人気の印象だけど、ひっそりこっそり私のようなばばぁリスナーにも響く。

私も学生時代はSNSの名前[ ]これで囲んでたけど。

いええええす!!!

ふぉーーふりだーーーーーーむ!!!!!

って感じだったけど。

 

 

それはともかく。
大抵のカリスマ性のあるミュージシャンって「この人、音楽という才能があってよかったなぁ」と、見てるこっちが思ってしまう。そういうミュージシャンにしか作れない音楽って確かにある。小山田壮平とか、藤原基央とか。

でも川上洋平、この人音楽でしか生きていけないんだろうなって感じが全くしない。きっと他でもうまくやれてしまう。

 

それでもわざわざ面倒な音楽の世界を選んで、わき目も振らず、わざわざ音楽で世界一目指してるのが余りにもかっこよく見えるんだ。

 

私は知りたい
昔迷って 迷って
此処に居るけど
果たして 本当に此処は
私が望んだ世界か?
この問こそ愚問かな?

(spy)

 

泣く。

  

のらりくらりと「僕」は
これから先も生意気で
大声で歌って笑って
たまに泣いて

(Run Away)

生意気さ最高。泣く。

 

ワタリドリの様に今 群れをなして
大それた四重奏を 奏で終える日まで

(ワタリドリ)


ワタリドリ本当にやばい。嗚咽。泣いてる。


社会に出てまだほんの数年。学生時代のような甘っちょろいこと言ってられない。妥協する術ばかり覚えているし、社会のしがらみはムカつく。
だけど、負けたくないし、夢は叶えたい。そんなひよっこ社会人の、まだ削がれていない上昇志向と鬱憤をこれでもかってぶつけられる。

 


ミュージシャンが普通にサラリーマンやってた経験って、たとえ生活のためだけだろうがきっと意味があって。すべてが作る曲の説得力になる。このバンドが掲げる夢物語みたいな目標が、なんとなく地に足ついてるように感じるのはそのおかげのような気がする。
「カッコイイことやってる俺らカッコイイだろ最高だろ」って、清々しいほどの自意識過剰も、なんだか聞いてるだけでガッツがわく。

 


バンド名が変わり、MVはパクリだと叩かれ、それでも折れずに「俺らカッコいいだろ」って言ってのけるバンド。
生意気にカッコつけ続けて、いつかグラストンベリーの観客席でギャフンと言っていたい。よね。

 

 

 

 

 

ザチャレの話どこいった。