66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

BFLY 日産FINAL 2days

2016-7-16 , 2016-7-17 

BUMP OF CHICKEN BFLY TOUR FINAL

in 日産スタジアム

f:id:moemxx:20160803184554j:image

STAFF DIARY | BUMP OF CHICKEN official

 

今さら感!記憶が曖昧でどっちの日かおぼえてないのでまとめてます。なんだかんだで福岡以外いけました。ありがとうBFLY!

以下日産感想。

 

 

 

 

一生見慣れることなんてないと思っていた、見慣れた知らない景色でした。愛されることが、当たり前のバンドだと思っていた。私が彼らを好きになった頃、既に彼らはシーンのトップを走っていた。大勢から必要とされる彼らの姿しか、私は見たことがない。

だけどはじめて見たんだ。日本で一番大きなステージで、7万人が、今まさに同じ音楽を求めて届く瞬間。

 

17:00ちょっと過ぎ。まだ明るい空の下、最後のカウントダウン。2日間ともギリギリのところで天気に恵まれた。

 

1日目はアリーナCブロック、2日目はBブロック。

広さなんて関係ない、ちゃんと届いた、なんていうのは明らかにファンの精神論でしかない。やっぱり音楽がきちんと届くあるべき距離感というのがあって、日産スタジアムはロックバンドのためのステージではないことは一目瞭然だった。音なんてそもそも期待していないから、お祭り気分で下らない邪念もエゴも置いておいて素直に楽しもう。聴きなれた曲、聴きなれたMC。また世界一好きなバンドのライブがはじまった。

 

直井:俺は初めてのライブ、ハイスタンダードだったんだけど、GREEN DAYオープニングアクトがハイスタでね。すごいよね。ヒロと二人で行ったんだけど、緊張して何もできなかった笑 ずっと二人で手繋いでたよな?笑 今と違って携帯なんてないから、はぐれたら二度と会えないっつって。

今日このメンバーは最初で最後です。俺がLINEグループつくってもう一回集まろって呼びかけても、「仕事が...」とか「旦那が...」とかで来れないやつ出てくるから!笑

 

 

唯一今までと大きく変わったところと言えば、新曲アリアが披露された。電子音の煌びやかさは少し薄れて、雄大に疾走する曲。初めて聴いたはずなのに、胸に詰まるような、切ない懐かしさのような正体はなんでしょう。自分の中に、良く知ってる感覚があるんだろうな。このバンドを聴いていると、何度もそんな感情と出会う。

ツアー中にできた曲ということをあらわすように、曲間にはオーディエンスの合唱を求めるような展開もある。その間奏の途中、マイクを通さずにギターをかき鳴らしながら叫ぶように歌う藤原さんの姿が印象的だった。翌日オンエアで、すぐになんと歌っていたのかは答え合わせできてしまったけど。

 

 

恒例の客席ウェーブも相変わらず。2日目は1階席と2階席のゴールが遂に揃った。ウェーブなんか見に来たわけではないけど、最終日、日本一大きな会場で、最後の最後、ついに揃った客席の本気に少し感動した。

 

直:実は僕たちは幼稚園からの幼馴染みでして。僕は昔秀ちゃんにX JAPANのCDを借りてかっけぇ!って思ってベース買ったの。秀ちゃんは「ベーシストになりたい」って七夕の短冊に書いてたんだけど、僕がもう先取りしちゃってたの笑

それで藤原くんもギター買ったけど家族には内緒で、そのギターの隠し場所がヒロん家だったの笑 ヒロはどう思ってたの?

増:カッケーなって...笑 畳の部屋だけど洋風の部屋にしたくてソファ置いててその後ろの、まぁ押し入れなんだけど、そこに隠してて、たまに弾いてました。

直:藤くんの親御さんは今どう思ってるんだろうね笑 

(藤原さんまたあざといポーズ)

 

直:結成は、秀ちゃんが藤くんの胸ぐら掴んで「俺と一緒にロックを変えようぜ!」って言ったのがきっかけです。藤くんはその時どう思ったの?

 

藤:「もっと普通に言えねぇのかな」って笑

帰り道俺とヒデちゃんとヒロの3人で一緒に帰ってて、二人はもう事前に「今日あそこの曲がり角で言うぞ!」って示し合わせてたみたいで。歩くのすげぇ遅いし。曲がり角まできたら「よし言うぞ!いくぞ!」とかヒロが言ってて笑 でもコイツ結局見てるだけで何も言ってないみたいな笑 「そうだぞ!(高い声)」とか横から言ってるだけ笑

 

 

音楽のために集まったわけじゃない、単純な幼馴染みという関係の男の子達にしか出せないような独特の無敵感。ずっとそれを続けてきた途方もない誠意と努力。目の当たりにすると、今目の前で変わらずに音を鳴らしてくれていることが奇跡みたいだ。

そんな郷愁に浸る夕暮れを、このツアーでは当たり前に演奏されてきたButterfliesの最新曲たちが彩る。まだ明るい中で聴いた流星群も、軽快に盛り上げてくれた大我慢大会も、次はいつ聴けるかな。今日が最後かもしれないし、そうじゃないかもしれない。ただ、BFLYというアルバムを冠して、その下で鳴るここ曲たちを聴くのは、このツアーが最後。

もうね、すぐ寂しくなっちゃうんだな。

 

 

1日目は空に月が、2日目は月の代わりにメンバーの姿がきちんと見れました。

 

島に移動して孤独の合唱。

"その手を上げてみせて"

呼応するようにあがる腕。私たちが大好きな音楽に、伝わってるよって応えることができる機会ってそんなに多くはなくて。ミュージシャンとファンなんてきっといつだって一方通行だ。だから、今だけ精一杯応える。7万人がそれぞれ必死に音楽を受け取って、素直に応えようとする光景はとても美しかった。

 

MC

1日目

藤:このくらいの時間帯って、昔の夏祭りの前を思い出します。祭りばやしが聴こえてきてね。この話やめようか笑

 

2日目

増:昨日は気づかなかったけど、月が見えるんですね。

藤:昨日言いかけてやめたんだけど、このくらいの時間の暗さって祭りの前みたいですよね。祭りばやしの聴こえてくる方向に自転車で向かうんだけどいつまで経ってもつかねぇみたいな。

ひとりでこの時間歩いてると寂しいなって思ったりもするけど、今は7万人の皆とこの時間を共有できていてとても嬉しいです。

 

日の暮れかけて暗くなってきたこの時間帯を、「祭りの前」と表すバンドだから、私はこのバンドが好きになったんだな。

そんな薄暗い、日の落ち切る直前のほんの少しのひととき、腕に灯る黄色い光がタンポポ丘をつくる。ダンデライオン。この日の黄色はより一層美しかった。

 

本編ラスト3曲、このツアー6公演を通して、極限まで完成系に近づいた。虹を待つ人、ray、Butterfly。この流れがとにかく煌びやかで最高だった。この曲たちがなかったらきっと今ここにはまた違った景色が広がっていたんだと思う。

 

Butterfly、ツアーファイナル2公演でアウトロが長く取られていた。EDMでもあり、ロックでもあり、ゴスペルのようでもあり、民族音楽のようでもあった。決して演奏面で技量のあるバンドというわけではないけど、彼らの表現できる世界は明らかに拡がった。

このバンドが、どんな音を鳴らしたくて、何をもって私たちに「ありがとう」と伝えてくれているのか、もうずっと分からなかった。

この日もそれ自体に答えなんてくれなかったけど、Butterflyのアウトロをとても楽しそうにギターかき鳴らしながら歌うこのバンドの姿を素直に格好いいと思った。

 

 

ファイナルも変わらずアンコールは天体観測1曲のみ。日産スタジアムのライブでアンコール1曲でかえったミュージシャンって今までいたんだろうか。まぁそれもよかろう(誰)

 

1日目

藤:今日やった新曲は「アリア」という曲です。このツアーの間に書いた曲なんだ。

...ここ「おおおおお」ってなるところだよ笑

客:おおおお!!!!

藤:ありがとうございます笑

ずっと皆に聴いてほしいと思ってたから、今日皆の前で演奏できて嬉しい。皆は、世界ではじめて「アリア」という曲を聴いてくれた人たちです。

全ての曲は、聴いてくれる人がいないと生まれたことにはならないんだ。俺滑舌怪しいね?大丈夫聞き取れてますか?笑

俺たちが今日演奏した曲も、皆が聴いてくれたから、はじめて生まれることができたんだ。僕たちの曲に命を吹き込んでくれてありがとう。

 

2日目

藤:

7万人...って聞いてます。20年前、僕らが初めてライブをした頃は、お客さん50人くらいでした。その中で自分たちで呼べたお客さんってのは10人くらいだったんじゃないかな。

今日もあの頃と同じ気持ちでライブやってます。7万人、全員と7万回握手がしたいです。なかなかいないと思うぜ?7万人前にして、7万通りの1対1だなって、思わせてもらえるミュージシャンなんて、なかなかいないと思うぜ?

 

新しい曲もできてます。さっきやったアリアっていう曲も、まだメンバーにも聴かせてない曲もあります。ライブではないと皆に会えないでしょう?だから会えない間も、こういう音鳴らしたらどんな反応してくれるのかなって考えながら曲つくってます。どの曲も、全部、君たちに会いたいと思って紡がれた音符、言葉たちなわけです。

君たちの人生の中ではほんの少しの時間かもしれない、...俺また人生とか言い出したよ?時間大丈夫?笑

ほんの少しの時間だけど、僕たちにくれて嬉しいです。ありがとう。

 

 

 

間違いなく、バンドのこれからを感じさせる堂々としたライブだった。

理解できないところなんて、100個くらい正座してちゃんと言える。それでも、目の前に拡がる見慣れない景色の中で堂々と佇む彼らのステージに、あえて最高だったと言いたい。

何度自問自答を繰り返しても、やっぱり世界一大好きなバンドだったから、騙し騙しでもこれからも好きでいようと決めた。これだけ多くの人に愛され必要とされるバンドになる覚悟を決めたバンドに、賞賛と敬意以外に何があるんだろう。

 

2日目、少し前の席に耳の不自由な男の子と女の子の二人組がいたんだ。中学生くらいかな。耳に補聴器つけて、開演前手話で会話していた。時折ズレてしまうリズムを、周りみて合わせて、楽しそうに、曲間では手話でお互い感想伝え合ってた。

なんかね、音楽って、届ける方も受け取る方もとてつもないエネルギーに満ち溢れてるなって。きっと本当に藤原さんの言う通り、7万通りの1対1があった。

 

7万通りの出会いと、7万通りの思い出と、7万通りのありがとうを背負って立つ彼らを、それでもそのひとつひとつを大事だと言ってくれる彼らを、とても誇らしく思った。

 

ツアーお疲れさまでした!

 

 

セトリ!

 

1. Hello,world!
2. パレード
3. K
4. カルマ
5. ファイター
6. 宝石になった日
7. アリア
8. 流星群
9. 大我慢大会
10. 孤独の合唱
11. ダンデライオン
12. GO
13. 車輪の唄
14. supernova
15. ray
16. 虹を待つ人
17. Butterfly
En1. 天体観測