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66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

VIVA LA ROCK day2-UNISON SQUARE GARDEN-

"最後に、僕からお願いがあります。

好きなバンドがいたなら、

どうか明日以降もそのバンドの音源を聴いてください。

そしてワンマンライブに行ってください。

きっともっとそのバンドを好きになれるから。

これからもどうか、ロックバンドをよろしくお願いします。"

 

客電がつき明るくなったフロアに「シュガーソングとビターステップ」。

VIVA LA ROCK2日目、メインステージのトリ、UNISON SQUARE GARDEN

 

 

 

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時間は1時間ほど巻き戻り、最高にCOOLなユニゾンのお話です。 夕方から参加なのでユニゾンだけです。9mmの菅原さんがシロップの弾き語りしててよかったです。(雑)

ちなむとレポじゃないです。エモいのはけ口です。

 

 

 

「テステスっ、one two...three four five six seven eight nine ten〜」

おうおうノリノリだな宏介さん。どこまで言うねん。

メンバーが登場して音響チェックをしている。

この時点で激エモ音合わせを繰り広げられていて私は「激エモ...」となっていたのですが語彙がヤバすぎるので割愛。

 

 

暗転、ステージに火柱があがる。

 

お馴染みのSE絵の具が流れメンバーが登場する。1曲目何が始まるかと思っていた、瞬間、ブツっとSEが鳴り止んだ。一瞬の間をおき、『エアリアルエイリアン』。

どう考えても、フェスで自分たちのファン以外を「掴みに行く曲」ではない。

こういう曲を初っ端に持ってくるバンドというのは、「捻くれ者」「戦略家」「自信家」のどれか。もしくはその全て。

 

 

間髪入れずに転がるようなドラミング。

UNISON SQUARE GARDENです!」

 

斎藤さんの簡潔な挨拶を合図に雰囲気は一転、お祭りのようにはしゃいだ『シャンデリア・ワルツ』。1st収録曲だからなのか、一層演奏力の高さを実感した『カラクリカラクレ』。次いで『桜のあと』が鳴ると、皆この曲がくることを予め知っていたかのように、客席の腕が揃って掲げられた。始まりの一音目から鋭く、この曲のテンポに乗せられてしまう。 

 

ここでようやく一呼吸置き、タカオがヘッドホンをつける。

さぁさぁ『mix juiceのいうとおり』。

たった3人でどうしてこんなにカラフルな音色になるのだろう。いつも七色の照明が綺麗だけど、今日も淡くなったりビビッドになったり目まぐるしい。

 

お次は『チャイルドフッド・スーパーノヴァ』。セトおじありがとうキュウソ行かなかったのでうれしい。小刻みに揺れるベースラインに身を重ねる。笛を吐き捨てる様がカメラにぶち抜かれた斎藤宏介に、何人の人が射抜かれたのでしょう。

 

次!『instant EGOIST

とことん涼やかで軽やか。クリーンなギターの音がヘロインよりも強力な麻薬のよう。なんなんだこの快楽は。頭がfeeling hoping dreamig Foooo〜♪

フロントエリアも少し下がれば自由に踊るスペースが充分にある。スニーカーは羽根でも生えたかのように軽い。好きなようにステップも踏んでしまうってもんです。

攻撃力はまるで高くないこういった曲を、大きな会場のメインステージで、存分に空間を使って、堂々と演奏できるのは強みよね。  

 

 

タカオのドラミングに、田淵のベースが合わさり、最後に斎藤さんのギターが重なる。ピリピリ最高潮の緊張感。

 

そこから続く曲はなんとなく予想通り。

斎藤さんが曲名を告げる『天国と地獄』。

 

先程のinstantEGOISTと同じアルバムに収録されていることを驚くくらい毛色が違う。攻撃力がすごい。ベースラインとかは意外なほど茶目っ気があるんだけど、届く演奏は重く緊迫感がある。客席を底からブチあげる。

近くに田淵の動き真似しているお兄さんがいて「やべぇな」って思いました。

 

 

オトノバ中間試験』はステージが動物園のようですね。

田淵が上手に移動して、ふと上のモニターを見上げると思い切りカメラに食らいついて満面の笑みがどアップ。おまけに斎藤さんの足元にしゃがみこみ、ギターに顔ひっつけてベース弾きまくる2人の構図が完璧黄金比率。

 

極めつけ。

 

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@FLASH REPORT | VIVA LA ROCK 2017

 

最高。

 

 

雪崩込むように『オリオンをなぞる』。この怒涛の繋ぎがユニゾンのライブが好きな理由の一つ。いつだって私の感情が追いつく前に、音の洪水にしてくれる。前のめりに溢れ出す音にゾクゾクする。おまけに曲はキラーチューン。

 

 

ガリレオのショーケース』。田淵はアンプの上に寝転がり、タカオはTシャツを頭からかぶり、斎藤さんは楽しそうに歌っていた。先程までより、音の数が減って、シンプルな3ピースバンドらしさがあった。

 

 

斎藤さん:

朝からお疲れ様でした。

今日はたくさんのバンドを観たと思います。

良いなって思うバンドと出会った人も、

「やっぱり贔屓のバンドが最高だぜ」って思った人もいると思います。

 

僕から一つだけお願いがあります。

どうか、好きなバンドがいたら、明日以降も音源を聴いてください。

ワンマンライブに行ってください。

きっともっと、そのバンドのことを好きになれると思います。

これからもロックバンドをどうかよろしくお願いします!

 

アンコールはありません!次で最後の曲です!

 

 

 

ステージが緩やかにオレンジ色の照明に包まれるとともに、客席の電気も灯った。

プログラムcontinuedツアーのときの始まり方だ。お待たせしました。正真正銘『シュガーソングとビターステップ』。

 

テレレレッテレレレッ

テーーーン!!♪

 

あたりで泣いてる(伝われ)

 

 

フェスは色んな人がいて、好きなバンドも、ライブの楽しみ方もまるで違う。絶大な力のある音楽を介して、それが一つになる瞬間って確かにある。それでその心地よさってすごい。

だけどこの時は、客席をバラバラなまま、歪なまま、多くの人を立ち上がらせ、踊らせた。大好きなバンドの大好きな1曲が、愛されてるって嬉しい。

 

この曲の、背負ってしまった業だとか、立ち位置だとか、そんなこと私の知ったことではない。さらに言えば、じゃあこの日のトリがなんでユニゾンなのか。それも知ったこっちゃない。

ただ昔、ライブハウスで痣ばかりつくっていた頃。自分の汗なのか他人の汗なのかすら分からないくらいはしゃいだ。それが楽しかった。

今はこの汗は自分のモノだと分かるようになった。今はそれが楽しい。

 

というか単純にべらぼうに良い曲よね。

言い飽きたけど。向こう10年は言いつづけます。

もし私が今でもユニゾンが苦手だっとしても、この曲は気に入って、サカナクションで帰らずにこの曲を聴いていたと思います。

 

 

 

1時間の持ち時間で12曲。(同じ時間で6曲だったBUMP OF CHICKEN...。ディスってないです。) 

会場中に幸福感をバラまいて、怒涛の高速度で駆け抜けて満足顔のメンバーはステージを降りた。

 

 

最後に「宏介くんに全部言われてしまったから、今更俺が出てきて言うことはなくなってしまったんだけど...」と前置きをし、鹿野さんからの挨拶。

「フェスはカタログ」

沢山の出会いがあって、次はライブハウスに持ち帰る。

 

 

 

物好きたちに大きな幸福感を、

ひょっとしたらチラッと見に来た誰かに爪痕を、

残して爆進するUNISON SQUARE GARDENを、どうやらやっぱり世界一好きだなぁと思った。 

 

 

セトリ!

1. エアリアルエイリアン
2. シャンデリア・ワルツ
3. カラクリカルカレ
4. 桜のあと(all quartets lead to the?)
5. mix juiceのいうとおり
6. チャイルドフッド・スーパーノヴァ
7. instant EGOIST
8. 天国と地獄
9. オトノバ中間試験
10. オリオンをなぞる
11. ガリレオのショーケース
12. シュガーソングとビターステップ