66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

"fun time HOLIDAY 6" 仙台PIT

皆さま、プレミアムなフライデーは満喫していますか。

私もついにプレミアムなフライデーを堪能して参りました。

 

 

fun time HOLIDAY 6 in 仙台PIT

Guest:syrup16g

 

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そーるどあうと...とは...?(哲学)

 

名だたるミュージシャンが各地でゲストとして呼ばれた今回のfuntimeHOLIDAY。対バン相手発表時、特にざわついたのがsyrup16gだった。

 

 

陰と陽、モノクロとフルカラー、何通りの言葉を使っても表せるほど、両極端にいるバンド。ライブがどんな雰囲気になるのか、楽しみ反面、一番心配だったのがこの公演だった。ゲスト発表されたとき、仙台だけはなにがあっても行くと決めた。

(本当は札幌も窓枠も何があっても行きたかったけど悔しいので言わない。)

 

※ネタバレばかり。

 

 

syrup16g

 

最後にこのバンドを観たのは10年前。恵比寿リキッドルームでのワンマンライブだった。その後、解散だ、復活だ、とあったけどライブには行ってない。

 

10年後、気づいたらまた目の前のステージにsyrup16gがいた。くしゃくしゃのライオンのようなアタマにシャツをさらっと着こなす五十嵐さん。

 

幕開けは「I'll be there」。ライブに行くとは決めたけど、はなから予習などする気はなかった。初っ端から知らない曲。再結成後のアルバム「darc」「hurt」の曲なんだろうなと思いながら聴いていた。

 

深海の底で歌を聴いているような感覚でいたら、耳触りの良いキラキラとしたギターのイントロが肌をつついて視界が開けた。今度はやたらはっきりと目の前で聴こえる「翌日」。"諦めない方が奇跡にもっと近づくように"、声を裏返しながら歌う。

どうしよう、まだ2曲目だけどこれよりも明るい曲を知らない。また海底2万マイルまで一直線かもしれない。


続けて人気曲、「生活」も聴けた。演奏中、中畑さんがずっと曲を口ずさんでいた。間奏で五十嵐さんがとてもギターを弾いていた(当たり前)。なんだかやたらムラがあるし不格好なのだけど、なぜだかカッコイイ。曲が終わると「ありがとう」とだけ呟く。


ここから「Share the light」「生きているよりマシさ」「Deathparade」と再結成後の曲が続いた。どれも知らない曲。赤い照明に溶けていきそうなメンバーの姿。ライトが少し強い光になるたび目が眩みステージを見失う。


シンプルな白い証明が壁に当たって、ステージというよりも四角い狭い部屋のように感じた。演奏されたのは「天才」。ずっとフラット気味で上がりきらない音程に、もはや音程という概念が分からなくなってくる。

これが正しいのかと、自分の方が寄せていってしまうミュージシャンているよね、例えば五十嵐さん、例えば木下理樹(強い...)

 

 

五十嵐さん:

UNISON SQUARE GARDEN1☆♪¥$€%......

本日は本当に○+×÷$&〒.....

 

私「なんて???」

 

 

正確には、

UNISON SQUARE GARDEN、本当に良いバンドだと思います。本日は呼んでくれて本当にありがとうございます。」

 

などと言っていたようです。

五十嵐さんのボソボソ言葉聞き取りのためカスタマイズされたシロップファンの方の耳の良さに感動。

好きな人の声ってたぶん聴き取れてしまうんでしようね。たぶん耳じゃなくて魂レベルで聴いてるもん。明朗快活に話す斎藤宏介さんに甘えていた私には難易度高い。何はともあれ、良いバンド、だって。嬉しいな。

 

 

 

"声が聞こえたら、神の声さ"

歌っている時の方がハッキリと声を聞き取れるっちゃあどういうことなのか。「coup d'Etat」

 

 

「空をなくす」では焦らすようなギターのリフを掻き鳴らし、最後の曲は「リアル」。"妄想リアル"と叫ぶ五十嵐さんに、ピンスポットがあたる。その様やっぱりリアルとは程遠くて、なんだか本当に頭がぐわんぐわんしてきた。

 

客席に手をだってお礼をしながら、メンバーがステージをはけた。残響すら鳴りやみ一呼吸おくと、誰もいなくなった空っぽのステージに向けて、会場から大きな拍手が響いた。

そういうバンドなんだと思った。一呼吸あとの、大きな喪失感。あぁ、シロップのライブが終わってしまった...、と。

 

 

湿度の低いようでジメッとした、シュガーレスなステージ。精神を根こそぎ削がれて、転換の間にユニゾンに向けてHP回復します。

 

UNISON SQUARE GARDEN

 

1曲目はto the CIDER ROAD。あーーー、安心感がストップ高。それでもちょっと乗りにくいと思ったら機材トラブルあったのようで。前のめりではちゃめちゃなユニゾンの演奏を久しぶりに聴いた。アルバム1曲目、というのはやっぱり1曲目たる理由がある。はじまりにふさわしく場が活気づく。

 

さて、新曲「Silent Libre Mirage」。個人的にはようやく、ようやく、ライブで聴くことができました。斎藤さんに一番よく似合うのは、白いギターで奏でるシャキシャキクリーンな音だと思う。瑞々しい演奏が、透明感のある声によく似合う。

 

堂々とした演奏で会場を揺らす「桜のあと」。"目の前の君が"と客席をスティックで指すタカオ。何回聴いても目の前で聴けてうれしい。

 

「今日はアンコールなしっっ!!!!」

 

syrup16gへの最大の敬意と憧れを示したアンコールなし宣言のもと、「プロトラクト・カウントダウン」になだれ込む。大好きな「instant EGOIST」。最近またたくさん聴けてうれしい。この曲なら両手広げられるくらいのスペースがほしい。つまり野外で聴きたい。

 

オリオンをなぞる」を高速で駆け抜けて、「光のどけき春の日に」。ユニゾンって、曲は挑ド級ポップだけどどちらかと言えば立ち振る舞いは淡々としていて、これみよがしに感情に語りかけてこないのがとても心地よくて好き。だけど、どうしてどの曲も、こうあたたかい感覚になるのでしょう。

 

軽快なセッションから「デイライ協奏楽団」、やだもーー!!すきーーー!!気味いいリズムに休まる暇もなくルンルン。あのシュガーレス過ぎたシロップのライブのあと、この曲はクレームブリュレのように私を甘やかしてくれるのです。好きです。

 

待ってましたの「フルカラープログラム」で会場は大歓声。終盤は「徹頭徹尾夜な夜なドライブ」、「場違いハミングバード」と比較的硬めの2曲で演奏力の高さとグルーヴ感を見せてラスト!「mix juiceのいうとおり 」で雰囲気は途端に綻んだ。

 

本当に本当に、ユニゾンの曲は私をちやほやしてくれる。つまり私が彼らの曲を好きなだけなんだろうけど。ちやほやされて生命力回復した私はアンコールを待ちます。

 

 

アンコールで再登場し、引き続きMCはなしかなと曲を待っていると、斎藤さんが口を開いた。

 

ライブが終わったので喋ります。

.......なにから話せばいいかな笑

 

syrup16gすごかったですね。凄みが違いましたね。

funtimeHOLIDAYというイベントなんですけど、本当に好きなバンドしか呼んでないから、毎回「このバンドのここが好きで〜」「尊敬してて〜」って言っていて、太鼓持ちバンド?尻軽バンドみたいになっていて笑

これも本当は言いたくないんだけど、バンドを始めたきっかけがsyrup16gで、syrup16gをみて3ピースでやろうと思ったし、五十嵐さんみたいになりたいと思った。

 

五十嵐さんのような凄みは、僕はまだまだ若造だし、全然出せない。血液中探したって細胞一つもあの凄みはないです。だけど僕たちなりに13年バンドをやってきて、恥ずかしくないくらいにはなれたんじゃないかと思って、ダメ元でオファーしました。

そうしたらまさかの快諾をいただきまして。

 

しかもsyrup16gは2マンライブをするのが十何年ぶりらしいんですよ。十数年ぶりの2マンライブにこの場を選んでいただいて光栄です。

 

10年前なんて、僕はまだそのへん(客席)で「うぉー!」ってやってました。まさか一緒にライブやるなんて思ってないし、今日はずっと変な感じがしてました。十数年前の自分がその辺にいるような気がしました。僕にとって今日はエモい1日でした。

 

syrup16gの、曲を立て続けにバンバンバンっていうライブの感じもとても好きで。ベラベラと話してしまいましたが、アンコールもそんな感じだと思っていただければ。

 

 

なんでも爽やかにからっと歌い上げる斎藤さんの、熱のこもった歌。今まで聞いた中で一番のシチュエーションだった。「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」。

 

 syrup16gへの最上級のリスペクトを込めて「MCなし」と言っておいて、結局アンコールで愛をぶちまけてしまう斎藤少年。「ライブが終わったので」って笑 終わってないよ笑

 

 アンコール最後は「アトラクションがはじまる」。打って変わって爽快に、UNISON SQUARE GARDENらしい一曲で幕を閉めた。

 

 

宮城でまた会いましょう!!

 

 

(ツアーかな??)

 

 

fun time HOLIDAY 6、すでに終盤ですが私にとっては初日!

 

ニヤつくほど歪な対バンだったけど、どちらのバンドも一瞬で自分たちの空気をつくっていた。あとはそれにのまれればいいだけだった。

 

10年前なんて私はLUNKHEADとかそれこそsyrup16gとか、いわゆる下北系の根暗なギターロックばかり聴いていて、ユニゾンのような元気で明るいイケメンバンドどもは帰ってどうぞ。って心の底から思っていた時代。

 

ころころと移り気な私の代わりに、まっすぐ芯を持ったバンドがたくさんいるので、さいわい、今自分の大好きなものくらいは見分けられる。

 

ニゾン好きになって、もう二度とライブに行かなかったであろう色んなバンドに再会できている。ライブバンドはいいな。

 

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次は大阪GRAPEVINE!!(時差)

 

セトリ

syrup16g

01.I'll be there
02.翌日
03.生活
04.Share the light
05.生きているよりマシさ
06.Deathparade
07.天才
08.coup d'Etat
09.空をなくす
10.リアル

 

UNISON SQUARE GARDEN

01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08. デイライ協奏楽団
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
En01.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
En02.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6”)