66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

クリープハイプ presents "ストリップ歌小屋" 東京

2017-06-08

クリープハイプ presents"ストリップ歌小屋"

in ZEPP Tokyo

 

guest:UNISON SQUARE GARDEN

 

 f:id:moemxx:20170611155733j:image

 

前回のストリップ歌小屋in恵比寿リキッドルームのふりかえり!

 

一つ、両バンドの1stミニの発売日と値段が一緒。

二つ、田淵の数少ない友だちが尾崎さん。

三つ、尾崎さんの父マサルさんはかわいい。

四つ、同じ言葉を繰り返す曲がある。

 

さぁ!再びキライ=キライ、聴けるのか!

いざ、ZEPP Tokyo2日目!らぶゆー!

 

 

※ネタバレしかないよ

 

 UNISON SQUARE GARDEN

 

はじまりは「箱庭・ロックショー」。

シンバルの音からもう無理&無理&無理。すぐにはじまるジャキジャキしたギターの音でもう優勝&優勝&優勝。被さるベースに身体を委ねる。箱庭・ロックショー大好きマン。

ステージの後ろには"ストリップ歌小屋"と、ユニゾンに似合わない言葉が掲げられている。前回の恵比寿でのストリップ歌小屋と同じ一曲目。

 

そして「シャンデリア・ワルツ」。こんなバチバチ前のめりなセトリある?(いやよくあるか笑)やり合う気満々かな。

 

最近ちょくちょくセトリ入りする「マジョリティ・リポート」。たぶしゃんのハモり綺麗。関係ないけど私聖子ちゃん大好きなので、是非とも次回のUNICITYツアーでは聖子ちゃんカバーしてほしいです。たぶん、『夏の扉』あたりが盛り上がるし斎藤さんの声にお似合いになると思います。(提案)

 

力の入りようが目立った「流れ星を撃ち落せ」。斎藤さん、"未だ坊やはロックにご執心"は舌巻き巻きに捲し立てる。「場違いハミングバード」と続きご挨拶。

 

斎藤さん:

クリープハイプとは11年の付き合いになります、UNISON SQUARE GARDENです!今日は最後までよろしくお願いします。

 

「オトノバ中間試験」「何かが変わりそう」。

一段としっちゃかめっちゃか「ガリレオのショーケース」。田淵は縦横無尽でしばらくステージにいないし、タカオは目隠ししてドラムをぶち叩いていた。

 

(キライ=キライやらないんかーーい!)

 

斎藤さん:

昨日もここでライブをしていて、昨日は僕らのイベント、今日はクリープハイプのイベントで、主催者とゲストが入れ替わる形なんだけど。

クリープハイプとの出会いは11年前になるんですけど、僕らの出会いをまだどこでもちゃんと話してなかったなと思って。

東京にね、吉祥寺という街があるじゃないですか。ぼくらもまだアマチュアの時代、いやインディーズか、CDは出してた。そこでイベントがあって、僕らとクリープハイプ以外にも何組も出演するやつだったんだけど。

そこでクリープハイプをはじめて観て、かっこいいなと思って。当時はスタッフなんていないから終演後自分たちで物販立ってて、尾崎さんに挨拶しに行って、「CD売ってください」って言ったの。

そうしたら尾崎さん僕たちのこと知ってて下さって、「ユニゾンの人でしょ。せっかくならお互いのCD交換しましょうよ。」って言って下さって。それが、"ねがいり"というCDで、僕らは"新世界ノート"という今は廃盤になったCDを渡して。色んな事情で廃盤になっちゃったんだけど。

そのあと尾崎さんは今のバンドメンバーと出会ってさらにかっこよくなって、僕らは僕らは好き勝手それなりにやってきました。お互い動向を探りあって、お互い好きなバンド同士で、今もその途中だと思っています。でも、知ってのとおり『仲良しこよし』みたいなのが好きじゃないから、なかなか一緒にライブとはならなくて。今日ようやく、このタイミングで一緒にライブできて嬉しいです。

次で最後の曲です。UNISON SQUARE GARDENクリープハイプに捧げます。

 

 

ぼうっと脳にそのまま響く音、音、アナザーワールド。何を言っても陳腐ぶちかましそうだったので終演後もなにも感想言えなかった。

 

そもそも私は新世界ノートというミニアルバムが全然好きではなくて、今でもそんなに印象は変わってない。全てが拙いし、いや、荒削りで拙い初期衝動的なものはほとんどの場合で好きなんだけど、ユニゾンのそれはわりと本当に苦手だった。

 

そして今日。荒削りだった演奏は筋肉質になって、のっぺりとした印象だったアナザーワールドが立体的に浮かび上がっていた。やたら冗長だと思っていた曲の尺は、説得力に変わった。お客さんたちが、嬉々とした喜びを飲み込んで、大切そうに聴いていた。田淵は顔を拭っていた。

 

バンドって途方もなかった。やっぱりこの先ずっとユニゾンを好きでいる自信はなくて、それでもユニゾンは変わらずにやっていくんだろうなぁと思って聴いていた。

 

吉祥寺のライブハウス、というのはおそらく吉祥寺WARPかplanet Kでしょうか。その頃私は吉祥寺の学校に通っていてて、10代は吉祥寺という街とその文化に育てられた。

すぐ隣で鳴っていたかもしれない。目もくれず通り過ぎた音楽を、今は飽きるほど浴びている。いつか終わってしまうだろうけど、これもなにかの御縁。

 

 

新世界ノートの収録順と始まりと終わりが逆転した今日のセットリスト。とんでもない爪痕と余韻を残して、いつもよりそうそうに、メンバーがステージ袖へ去っていった。

 

 

クリープハイプ

 

やはり尾崎さんの語りからはじまる。

 

「勝ち負けに縁のない人生を送ってきました。好きな野球チームも負けまくってるし。

だけど今日は、勝ちたいと思っています。皆んなのこと、本当に大事だから、取られたくないんだよなぁ。だから勝つ。今日は勝ちに来ました。なぁカオナシ?」

 

「勝ちに行くから、ついて来いよ。」

 

甘い声に女子共の黄色い悲鳴。かき消すように始まるHE IS MINEのイントロがよく似合う。あぁ、やっぱり、耳が慣れない。昨日と同じだ。

"セックスしよう"の前振りブレイクで口を開く尾崎さん。

 

昨日もここでライブをやっておりまして、やめときゃいいのにエゴサーチしてですね。
クリープハイプはじめてっていう子が、「友だちに『セックスしよう!だけできれば大丈夫』と言われたけど、本当に大丈夫だった!」って言ってました笑
ホントですかねぇ...?本当に大丈夫なんですかねぇ...?面倒臭いので今日は1曲目にしました。

昨日はユニゾンのファンの方々はとても真面目に聴いてくれて、有難いなぁと感じたんだけど、同時に僕らのファンをとても愛おしく感じました。「グッズ安定のダサさ...」とか、メンヘラばっかりだけど、とても大事に、愛おしく思ってます。だからさぁ、取られたくないんだよね。僕らの大事な客を。

今日は観覧車に乗ってるカップルに届くくらい大きな声でお願いします。

 

 

クリープハイプクリープハイプファンの渾身のいちゃいちゃを見せつけられて、もはやちょっと気恥しいくらい。

殺し文句じゃないか。とんだすけこまし!

我々はどんな顔で君たちを見守ったらいいんだ!!

 

尾崎さん:

....勝ちに行くから.....付いて来いよ...(物真似)
さっきの凄い良かったよカオナシ

 

両手で顔を覆って恥ずかしがるカオナシさんに再度黄色い悲鳴。

 

続いて「愛の標識」「寝癖」。こんな曲だったけ。愛の標識、途中まで知らない曲だと思って聴いていた。"君の故郷を代表するUNISON SQUARE GARDENは" と変えて歌っていた。当のユニゾンは "ユニゾンスq...読めない"と歌っていたのに。どうもありがとうございます。

 

尾崎さん:

どうせ、『いつも同じセトリ〜』とか、思ってるんでしょ?期待に応えていつもやらない曲をやります。皆付いてこれるかテストします。満点出してくださいね。

 

そう言うと「ABCDC」「蜂蜜と風呂場」とメジャー1stアルバムの曲が続く。極めつけは「気分がいいので、隣のイケメンとデュエットしたいと思います。」と言ってはじまったグレーマンのせいにする。明暗のハッキリした照明のステージのバックに"ストリップ歌小屋"の文字が劇画のように目立っていた。

 

 

えげつないイントロのギターリフ。"俺だよ、あれ、これ誰?"と畳み掛け迫ってくる歌と緊張感の「鬼」。

 

「NO SWALLOWS, NO LIFE」この曲知らなかったんですけどヤクルトスワローズソングなんですね。尾崎さんはギターを置いて、カオナシさんはシンセを弾いて、お台場に似合うアーバンな雰囲気。せっかくギターを手放したのに、ほとんど動かない尾崎さんが余計にセクシーでした。こんな曲もつくるようになったんだね。

 

「百八円の恋」で盛り上がった会場へ、「社会の窓と同じ構成」「社会の窓」の爆弾ヘイトソング2連続。2連続の"余計なお世話だよばーか"。

  

"お待たせしました大ヒットシングルです"と紹介されて「イト」。階段を駆け上がるようなギターの音色が絡み合う。うーん、やっぱり凄まじく名曲。随分と大人っぽいバンドになったなぁと思った。

 

本編ラスト、「イノチミジカシコイセヨオトメ」。この頃には尾崎さんの劈くような声が心地好くなっていた。最後の最後だけど。

調子乗って腕なんてあげちゃって。

花びら3枚とか指で作っちゃったりして。

 

 

 

アンコール

 

尾崎さん:

今日は元気が良くていいですね。なんか、こう、写真に撮って、Tシャツとかにしたいよね。あと、帰りにスプラッシュマウンテンみたいに掲示して「私写ってる!」「220番ください!」みたいな。なぁカオナシ

 

カオナシさん:本当、その通りだと思う。

みんな「わぁー!」って顔してたらおもしろいね。

 

尾崎さん:はぁ?

 

客:\ひどーい!ひどーい!/

 

尾崎さん:なんか喋ることある?

 

小泉さん:また来いよ

 

(客悲鳴)

 

尾崎さん:今なんて言ったの?

 

小泉さん:また来いよって。絶対だぞ?絶対来いよ?

 

尾崎さん:

次は5年後か、10年後かわからないけど、また一緒にできたらと思います。

あまり喋りたくないので曲やります。

 

 

アンコールはあっさり一曲、「手と手」を演奏していった。最後までイチャイチャしてるな、このバンドとファンは。"全部俺の女"って感じでした。

 

 

語弊あったらすみません。クリープハイプって、ずっと好きでいるバンドではないと思ってました。触れないほど熱いけど、通り過ぎてしまったら目もくれないような、刹那的な気持ちを歌っているイメージが強いから。

でもその刹那的な熱さを今も冷めさせずに歌っているのは正真正銘クリープハイプ自身だし、一度はまったら抜け出せないのもとてもよく分かった。

さらに言うと、はじめて「イト」という曲を聴いて、本当におったまげた。単純に曲としてのクオリティがバカ高いし、こりゃずっと第一線で活躍するはずだ。

 

 

イノチミジカシコイセヨオトメから手と手の最後の2曲の組合せは、6年前のストリップ歌小屋と一緒だ。つまり今日も前回も「箱庭・ロックショー」ではじまり、「手と手」で終わった。それぞれ好き勝手道中はバラバラだけど、始まりと終わりでまた交わった。

 

 

クリープハイプが「イト」で歌う切れない繋がりのような、UNISON SQUARE GARDENが「アナザーワールド」で歌う果てしない旅路のような、別に壮大でもなんでもないけどグッとくるライブだった。

 

 

さてユニゾンツアーどうしようかね。

 

 

セトリ

UNISON SQUARE GARDEN

01.箱庭ロック・ショー
02.シャンデリア・ワルツ
03.マジョリティ・リポート
04.流れ星を撃ち落せ
05.場違いハミングバード

06.オトノバ中間試験
07.何かが変わりそう
08.シュガーソングとビターステップ
09.ガリレオのショーケース

10.アナザーワールド

 

クリープハイプ

01.HE IS MINE
02.愛の標識
03.寝癖
04.ABCDC
05.蜂蜜と風呂場
06.週刊誌
07.グレーマンのせいにする
08.鬼
09.NO SWALLOWS, NO LIFE
10.百八円の恋
11.社会の窓と同じ構成
12.社会の窓
13.イト
14.イノチミジカシコイセヨオトメ
En01.手と手