66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

フジファブリック『フジフレンドパーク』東京1日目

6月30日。

 

フジファブリック presents

フジフレンドパーク

in ZEPP DiverCity Tokyo

 

Guest:UNISON SQUARE GARDEN

 

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2017年上半期の最終日。

相変わらずユニゾンのライブにしか行きませんでした。

さらに言うとほぼZEPP

 

よき上半期の締めであった〜〜。 

 

UNISON SQUARE GARDEN

 

2017年上半期、対バンシリーズの締め。と、言ってもいいのでしょうか。自分たちのイベントfun time HOLIDAY 6ツアー、相手バンドの企画ライブのゲスト、本当に色とりどりの方々とライブをみせてくれた。これだけ、誰でも呼べて、誰にでも呼ばれるバンドになったのだなぁと改めて。今となってはほぼユニゾンのライブにしか行かなくなった私が、いろんなバンドを目にしているのはこのお陰。

今日のお相手は事務所SMAの先輩、フジファブリック

 

 

後ろには「Fujifriend Park」と書かれた愛くるしい垂れ幕が下がっている。

 

青い照明の中いつも通り登場すると、『サイレンインザスパイ』でステージが始まる。少しソリッド気味に、舵をきったスタート。楽曲のクールさとは対象に、フロアは急激に熱を帯びる。

続いて、うさ耳田淵くん、そしてタカオの奇声が炸裂する『ワールドワイド・スーパーガール』。自由なエンターテイナーたち(語弊)が刻むゴリッゴリグルーヴの演奏の上で、それはそれは楽しそうに歌う斎藤さん。

 

そんでもって『オリオンをなぞる』。音が線を描いて頭の中に入ってくる。飛び交う音の粒はあまりに煌びやか。たった1mmでも自分が乗り気なら、その全てを熱に変えられてしまう。やっぱりとても力のある曲。

 

"僕がいて あなたがいて それだけで十分かな"というフレーズがいつも涙腺にくる。

でも、欲を言えば、もう一個おまけに、"愛してる"。

それだけあれば、今度は本当に十分ですね〜。ね〜。

 

UNISON SQUARE GARDENです!」

 

ということでお次は『誰かが忘れているかとしれない僕らに大事な001のこと』。(速攻のフラグ回収)なるほど。わかる。(なにが)

うさ耳田淵くんに続き、今度はアラレちゃん田淵くんをずっと目で追う。視覚的に楽しい、は、心も楽しい。

 

『蒙昧ターミネーション』。CITSの曲はステージがよく締まって見える。"れれれれ・ギタァ!"と紹介して自分でギターソロ弾く斎藤くんシュールで本当に面白い。3ピースバンドのギターボカルの、やること多すぎる感じ大好き。クールで彩度の低い曲に、茶目っ気たっぷりなフレーズが唯一鮮やかに高コントラスト。

 

お次もCITSから、『天国と地獄』。これは...CITSツアー...。下手スピーカーの目の前にいたのもあるかもしれないけど、間奏のヘビーな音と斎藤さんのオーケーピーポーワンモアタアアイム!が耳栓すら通り抜けて鼓膜を震わせた。いててて。いまだにこの曲に爆乗りできない(体力)

 

斎藤さん:

UNISON SQUARE GARDENは13年目になるんですけど、フジファブリックとこうして対バンするのは初めてなんです。

僕たちはステージのフジファブリックさんしか知らないから、どうやって仲良くなろうとおもっていたんですけど、先日、フジファブリックさんのネットラジオにゲストで出させていただいたんですよ。これはチャンスだと思って、どうしてもフジファブリックさんと仲良くなりたくて。だけどやっぱり僕たちの中にあるのは、ステージの上のフジファブリックだけだから、何話したら仲良くなれるかなという突破口を探していて。コレだ!っていうのがやっと見つかりました。それが下ネタです。

うちの田淵とタカオは小学校が一緒なんだけど、当時田淵の家にエロ本が置いてあって、それをタカオが持って帰ったっていうだけのエピソードなんだけど。

ただね、流石うちの事務所優秀で。結構長く喋ったけど全カットでした!

でもお陰様で仲良くなれました。魂の交換を済ませました。

 

 

りんと鳴る縁側の風鈴よりも、パチパチ弾けるサイダーよりも、清涼感に溢れるものはなんですか。斎藤宏介の声とギターです!

はい!『Silent Libre Mirage』。一曲の中でくるくる色が変わり何本分も仕事をするたった一本、白いストラトキャスター。軽やかで鮮やかで本当にすき。

 

久しぶり、『アイラブニージュー』!イントロの一瞬でふわっと綻ぶ会場に、愛されてる曲だと再認識。ただでさえ楽しいライブに何重にも何重にも楽しいが輪のように重なっていく。

"今夜のライブも最高ですわ!"という確信めいた言葉であおられた高揚感は一呼吸もおかせない。アウトロセッションからそのまま『桜のあと』。この繋ぎには会場の温度も上がり大いに沸く。

 

最後の曲は『シュガーソングとビターステップ』。分かっていても心が踊る至高の16ビート。歌うベースに踊るギター。毎度毎度目頭が熱くなるのもそろそろご愛嬌。いつまで経っても最上級の幸福感。

この曲で得た得体の知れない幸福な音は、いつもいつもユニゾンへの好きを延命させてくれる。シュガーソングとビターステップという曲があってよかった。

 

「次はフジファブリックです!」

 

色んな対バンイベントがあった。良いバンドも好きなバンドもたくさんいる。でも一番夢中なのはやっぱりユニゾンである理由を、100個くらい正座してちゃんと言えるほど見つけた、2017年上半期。お疲れ様でした! 

 

フジファブリック

 

始まりの合図は『夜明けのBEAT』だった。アグレッシブな幕開け。「今のフジファブリックは全然知らないバンドかもなぁ」という不安も垣根も、最初から全部取っ払ってくれた。ブランクなんて一瞬で忘れて楽しめた。

 

続く『TAIFU』のゴキゲンで小気味いいリズム。生き生きとした演奏。いやーんとっても嬉しいTAIFU!ぶっ壊れた配色センス。お酒は強いはずなのに、脳に叩き込まれるイメージに、たった一杯のサワーで酔いが回った。

 

昨年発売だという比較的新しい曲『SUPER!!』。ほろ酔いの耳でたまに聴き取るこの上なく前向きな歌詞と、上昇気流のような快活なメロディ。そして『Sugar!!』。さっきから、あまりにチヤホヤしてくれるセットリストで思わず顔がほころぶ。メロディひとつひとつがあまりにも上質。

 

総くん:『バーサス!!』とか、『ガチンコ対バン!!』とか謳う対バンライブってあるじゃないですか。このフジフレンドパークというイベントはそうではなくて、友だち同士仲良くやりましょうだったり、友だちになりたいなというバンドを呼んでやってます。ユニゾンは、イベントに呼ばせてもらったはじめての事務所SMAの後輩です。

 

ニゾンの曲はなんか、毒っ気が漏れてるよね。端々から毒っ気が出ちゃってるよね。だから仲良くなれそうだと思って、オファーをださせていただきました。

 

ダイちゃん:一昨年、2015年に、SMAのイベントで、所属アーティストでバンド組んで演奏したんだけど、そのときのバンドメンバーがタカオちゃんでした。だからほとんど毎日ご飯食べにいったりしてた。ここでは話せないような深い話をたくさんしました。タカオちゃん、ステージの上だとあんなカッコイイかんじだけど、飲みの席だと結構いじられ、愛されキャラで。

総くん:タカオちゃんだいぶ変わってるよね?いつもセットアップ着てて。似合ってるけど。不思議だよね。

ダイちゃん:不思議ですか?

総くん:それについてはどう思われますか?

ダイちゃん:え!今俺が「不思議ですか?」って質問したんだよね?僕はあまり不思議ではないと思っていますが笑 タカオちゃんは俺の推しメンです。

 

総くん:加藤さんはどうですか? 

加藤さん:田淵くんに触発されて、いつもより多めに動いてます。

総くん:田淵くんのおかげかぁ〜!なんかいつもより視界に加藤さんがチラチラ入ってくると思ったんだよなぁ〜!笑

 

総くん:ユニゾンもMCで話してたけど、このイベントに出てもらうにあたり、インターネットラジオにゲストで来てもらったのね。そのとき話した内容が下ネタで。ぼくらも30代半ばなんでね。下ネタくらい話しますよ!どんな内容だったかと言うと、聞きたくもないかな?こういうの話すと皆、サーーって引くんでしょ。

ダイちゃん:そういう経験ありますからね。

総くん:ユニゾンの田淵くんとタカオくんが小学校だっけ?中学校かな?のときに田淵くんの家にエロ本があって、それをタカオくんが持って帰ったっていう話です。

加藤さん:それさっき話してたからね。(お客さん)聞くの二度目だからね。

総くん:え!うそ!話してたっけ!

加藤さん:さっき裏で話してるね〜って一緒に言ってたじゃん。

総くん:あれそういうことだったの?教えてよ〜。なんでいつも俺だけ話わかってないの〜?恥ずかし〜〜〜。 

加藤さん:君のそれは天性だと思うわ。

総くん:それが、分かんないんだよなぁ〜。

 

総くん:さて、フジフレンドパーク、個人的に波乱の幕開けです。

田淵くんが"徒然モノクローム"が好きですと言ったのを僕は聞き逃しませんでした。リクエストってわけではないけど、やってみようと思います。

 

そう言って始まった『徒然モノクローム』。サビなんかとてもキャッチーなのに、間髪おかず間奏のギターリフが変態チックで、なるほどこの感じか。やっぱり全員技巧あって弾けるって強いよな。しかも、この曲サビにタイアップアニメの主要登場人物の名前入ってるんですってね!そういう遊び心とても好きです。

 

次もアニメタイアップだそうで。『ブルー』。アオハライドの主題歌だったんですね。微睡む青色の照明の中、水彩画のように優しい歌声が滲む。その様は紛れもなくボーカリストの姿だった。そして、変態的にエモーショナルなギターを奏でるアウトロでは、紛れもなくギタリストだった。

 

総くん:ユニゾンは事務所の後輩で、フジフレンドパークでは初めての事務所一緒のバンドです。だから今日は事務所のえらい人がたくさん来てるんです。

 

社会人の人はわかるかもしれないけど、こう、会社で自分の立ち位置がね、気になるんです。上は上で、ユニコーン真心ブラザーズ東京スカパラダイスオーケストラ?たくさん詰まってるんですよ。後輩は後輩で、オカモトズ?チャランポランタン?って勢いの良いバンドがたくさんいるんですよ。挟まれた中堅バンドとしては、今日のライブの出来に将来がかかってるわけです。

 

だからここからは世界一の盛り上がりをみせてください!いや銀河一の盛り上がりを!

 

うまいこと言ったMCから繋いで、とっておきの変態チューン『銀河』。多分、一番思い入れのあるフジファブリックの曲。フジファブリックと出会った曲。群を抜いて独創的だった。いや、あとから聴いたら他の曲も大概だったけど、当時スペースシャワーで流れていた意味不明なMVは、やっぱりあの頃一番独創的だったのだ。ライブでの盛り上がりは流石。ギターもベースもドラムも、フル活用でヘンテコなキャッチーさを彩っている。

 

『カンヌの休日』。あまりにも愚鈍なのでこの曲すら予習していなかったのですが、噂の山田孝之のやつだ、と曲中になんとなく察した。勢いがよくて周りのユニゾンファンらしき方々も楽しそうに乗っていた。

 

さて、『Suffer King』。この曲大好き、嬉しい。独自の言葉で紡がれる、発色の良い季節。夏がやってきた。ギラッギラ七色に光るショルキーを持って大ちゃんが動き回る。「田淵くん見てたら動きたくなっちゃった!」と。目にも鮮やか、楽しい。

 

季節は続き、『虹』のイントロの高揚感。総くんが右、左と合図を出す前から、会場全体の左右にふる手が揃っていた。それを見て大喜びのボーカル。なるほど究極の癒し系天然記念物であった。"遠く彼方へ鳴らしてみたい 響け‼ 世界が揺れる‼" と、煽られるままに声を出す。

 

総くん:ユニゾンファンの人も一緒になって盛り上がってくれて嬉しかったです。

フジファブリックもユニゾンもこれで活動続けていけます!

 

 

SMAの未来は明るい!ばんざい!

 

しばし待ってアンコール。

 

総くん:フジフレンドパーク、フレンドということでね、せっかくなので一緒になにかやーりましょ、ということで、さっきもちょっと話しましたが、斎藤宏介!

 

斎藤さんは今回のコラボTシャツを着用。

 

斎藤さん:おじゃましてます。

総くん:前一緒にやったときも言いたかったんだけど、俺ら二人揃うと演技が良いんです。というのと、ほら、ギターが赤と白で紅白なんです。

斎藤さん:(ギター構えて)なんか漫才みたいですね。

総くん:(カントリー調のフレーズ弾く)『と、いうわけで〜』とか言ってね。

斎藤さん:(ピロピロいかちいギターフレーズ弾く)『と言うわけで〜』笑

ギター漫談ですね。

総くん:ストラト漫談やね。

 

総くん:やっぱりユニゾンはすごいいいよね。まず曲がいい!

斎藤さん:あ、ありがとうございます。

総くん:ちょっと〜、そういう感じだと俺が上から言ってるみたいになっちゃうじゃん。もっと「あっ、はい」みたいな感じで言ってよー!

斎藤さん:......。まぁね。君のとこも悪くなかったよ。聴ける。

総くん:あ、ありがとうございます!

斎藤さん:嘘ですっ嘘ですよ?

 

やってくれると信じていた。『若者のすべて』with 斎藤宏介。

 

斎藤さんの、透き通った歌声で紡がれる、いくつかキーの高い若者のすべて。二番では転調し、落ち着いた哀愁をまとって総くんが歌う。あまりに見事な転調にゾクっと鳥肌がたった。最後は二人一緒に、時おり、総くんがお兄さんらしい顔つきで斎藤さんを見て微笑む。

アンコールを挟み、波にはしゃいで、紫外線が降り注いで、真夏のピークが去った。日本中の夏のセンチメンタルを、全部かき集めたような時間だった。

 

歌い終わると、総くんと握手を交わし、丁寧に両手を合わせて、斎藤さんがステージを去った。

 

総くん:斎藤宏介に拍手〜!いや〜いい声でしたね〜。

いや〜手、冷たかった〜。手が冷たい人は心が温かいという話がありましてね、爽やかイケメンは心も温かいんですね〜。

 

フジフレンドパーク、毎年やっていて、今年で4回目なんだけど、来年もやろうと今日のライブで決めました!ユニゾンファンも、フジファブリックファンも、一緒になって楽しんでくれてとても嬉しかったです。それはフジファブリックもユニゾンも同じ気持ちです。UNISON SQUARE GARDENに拍手〜!

 

アンコールラスト、『LIFE』。

ご機嫌なピアノの音。知っている、いや、やっぱり知らない。とても不思議な感覚だった。この曲、今のフジファブリックが作った曲なんですね。ジトッとした暗さはないけど。端々がこれぞフジファブリックという感じがした。間奏のギターフレーズも変態的に上手くて、最後の最後にまた度肝を抜かれる。

筋書きなんてまるでなかった彼らのバンド歴史を、地続きで歩んだメンバーと、応援してきたファンの方々、誰もが笑顔で左右に腕を振る。この上ないピースフルな空間だった。混ぜていただいてありがとう〜。

 

 

演奏が終わると、メンバー全員で手をつなぎお辞儀、というやはりゆるふわな幕閉めで、フジフレンドパーク東京1日目は終了。

 

 

 

いつも瞬きする間に終わっていたような感覚になるユニゾンのライブとは対照的に、フジファブリックのライブは、ゆっくり時間が流れるような感じがした。単に季節感溢れる曲ももちろんだけど、彼らのライブに時間の流れを感じるのは、そのせいだけじゃないと思う。ライブ開始の1時間前から、確実に針が進んだ。

 

今のフジファブリックの曲が、わりと好みの楽曲だということは、実は以前から気づいていたのですが。だいぶ時間が経ってしまって、どう考えても今更だけど、本当に想像以上に、良いバンドで驚いた。

後日、持っていなかったSTAR以降のアルバムを借りてきました。もっとライブにいこーーう!

 

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セットリスト!

UNISON SQUARE GARDEN

01.サイレンインザスパ
02.ワールドワイド・スーパーガール
03.オリオンをなぞる
04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
05.蒙昧termination
06.天国と地獄
07.Silent Libre Mirage
08.アイラブニージュー
09.桜のあと(all quartets lead to the?)
10.シュガーソングとビターステップ 

フジファブリック

01.夜明けのBEAT
02.TAIFU
03.SUPER!!
04.Sugar!
05.徒然モノクローム
06.ブルー
07.銀河
08.カンヌの休日
09.Suffer King
10.虹
En1.若者のすべて (with 斎藤宏介)
En2.LIFE