66個の金魚の水槽

好きな音楽と映画と場所のことをダラっと書いています。

『グッバイ、サマー』

好きな映画はスタンド・バイ・ミー

心の恋人はリバー・フェニックス

 

そういう方々、「シング・ストリート」を観たら是非是非本作も見ていただきたい。

 

ミシェル・ゴンドリー監督のジュブナイル青春映画。「グッバイ、サマー」の感想。

 

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あらすじ

女の子のような容姿でクラスメイトから馬鹿にされ、多くの悩みを抱えている画家志望のダニエル。ダニエルのクラスに、目立ちたがり屋で変わり者の転校生テオがやってくる。周囲から浮いた存在同士、意気投合したダニエルとテオは、息苦しい毎日から脱出するため、ある計画を思いつく。それはスクラップを集めて、自分たちで作った「夢の車」で夏休みに旅に出ることだった。

 


ミシェル・ゴンドリー監督の青春ムービー!映画『グッバイ、サマー』予告編

 

 

出会いを浪費しませんよう

 

人生は必要なときに、

必要なタイミングで、

必要な人と出会うように出来ている

 

なんてことを聞いたことがある気がする。
スピリチュアル的なことには関心はないけれど、それなりに、人との出会いに意味はあると思っているし、一期一会は大切にしたい。

 

小中高大、社会人、身の回りのコミュニティは代わる代わる入れ替わる。人との繋がりは川のように絶えず流れる。もちろん飽きずに仲良くしてくれてる仲間もいるけど、どう考えても今まで出会った人の中で、もう二度と会わない人の方が圧倒的に多い。 

あの頃の友だちは元気にしているだろうか。果てしないほどの冒険に出た仲間も、今や思い出の中にぎゅっと閉じこもったままだ。

 

 

神様は今その人に必要な人との出会いを与える、というのはその通りだと思う。

 

 

本作の主人公二人も、きっとそう。ダニエルには少し大人びていてお尻を叩いてくれるタオが、タオには自らをそのまま無邪気に受け入れてくれるダニエルが、14歳の夏、必要だった。

 

おそらく二人は、この夏が終わったら、もう二度と会うことはないんじゃないか。夏の冒険は二人を強くして、目に見えないところで次のステージに進んでいる。一生つるむ仲間、というタイプでもなさそう。

 

実際、本作は監督のミシェル・ゴンドリーの自叙伝的作品だけれど、監督自身もタオのモデルとなった仲間三人とはあの少年時代以降会ってないらしい。

 

これはスタンド・バイ・ミーでも同じだった。あんなに破天荒な冒険をした四人組も、違う方向に生きていった。

 

 

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つづく、つづかないはともかく、どの出会いも浪費しないように、大切しようと思う。もらえるものと、あげれるものを見極めようと思う。

 

 

なんとなく疎遠になったコミュニティからの急な飲みの誘いとか、

金曜の夜に元恋人から連絡がきたりだとか、

気を使うだけのクライアントとの飲みとか、

やたらライバル視してきて面倒な同僚とか、

すべて、この瞬間に必要な出会いなのだとしたら、すこし背すじのばしてね、足を運べるかもしれない。

 

 

監督は「エターナル・サンシャイン」や「ムード・インディゴ」の方なのだけど、この監督にしては、ファンタジー色が強くなくて、平凡な青春映画。(森泉もびっくりのDIY能力を除いて。)

それは、14歳という思い出それ自体がファンタジーのようだからかもしれないですね。

 

 

 

 

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